【Open-Iセミナー2011「坂本貴史/Web製作者の為のIAワークショップ」】に行ってきました。

ちょうど『IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術』 を購入しようと思っていた矢先に

このイベントがあるということ社内の掲示板で知るという、なんというベストタイミング。


 IA(Infomation Architecture)とは何かというと、wikipediaから丸パクリすると
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情報アーキテクチャ(Information Architecture)は、知識やデータの組織化を意味し、「情報を

わかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。 ウェブデザイン

の発展に伴い、従来のグラフィックデザイン(平面デザイン)に加え、編集・ビジュアルコミュニ

ケーション・テクノロジーを融合したデザインが要求されるようになった。情報アーキテクチャは

これらの要素技術を組み合わせた、わかりやすさのためのデザインである。

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ということ。


自分の仕事を振り返ってみると、IAを意識しないと成立しない業務やプロジェクトに常に携わっ

てきたわけで、それは例えばECナビで商品データの構築やコンテンツページをプランニング

する時もそうだし、他社と提携して新規でサイトを作りましょうとか、また、ちょうど今携わって

るadingoのFluctのプランニング周りなどもそうだったりする。
ただ何かしらIAについて考えるべき時に、過去の成功事例や経験から身についた知識、そし

て慣習的な方法論も多かったり(極端な言い方で例えると「これって何でここにあるの?」

「前からそうだったから」みたいな)で、今一度自分自身考え直してみたいと考えていたところ

である、と。。。


ワークショップは既に銀座や大阪でも開催されているとのことで、著者の坂本貴史氏【ネット

イヤーグループ(株)】による講義と、実際に例題として配られたプリントに回答してゆくという

形式。また、回答のプロセスについて隣の席の人とペアワークで解いたり、自分の回答例を

プレゼンしたりという内容で、実際に手を動かすことで理解を深めようという構成の3時間。


本書、IA THINKINGでは、


1.IAというスキル
2.情報分類とメニューの最適化
3.サイトストラクチャの理解
4.ナビゲーションパターンと用法
5.ユーザー行動と画面設計
6.ワイヤーフレームの設計
7.ケーススタディ
Appendix


という構成となっているが、今回はこの中から特に3つ
を中心に取り上げて講義がされていた。


3.サイトストラクチャの理解
4.ナビゲーションパターンと用法
5.ユーザー行動と画面設計



今回のワークショップを通じて、また本書を読んでみて改めて思ったのは、
実業務に当てはめて考えたり、頭と手を使う作業を通じて初めて理解できるということ。
これはマネジメントの本を何冊読んでもマネジメントスキルが身につくわけではないのと同

じで、ある意味、実業務を日々触れている人だからこそ、読むべき本。
そして、それはデザイナーやシステム開発といった制作サイドに限らず、コンテンツに携わ

る全てのスタッフに言えると感じる。


ワークショップで使用されたスライドは著者、坂本貴史氏のブログでも
閲覧できるとのことです。

bookslope blog




神泉で働くマジシャンのblog-ia_thinking




IAシンキング Web制作者・担当者のためのIA思考術/坂本 貴史