最近は写真やってる人と話すとプロアマ問わず必ず出てくる彼の名前、
そしてあの特徴的なモノクロのポートレート。
実際雑誌や色々なところで頻繁に目にするようになったし、
個人的にもあのテイストは大好きだけれど、これは他の写真家にも言えるけれど、
一目であの人が撮った写真だな、と分かるカラーを確立しているのは凄い。
(逆にそういうものがプロとして名を売るには必要なのだと思うけど)

実際に写真展を見に行ったのは初で、偶然にも本人のトークショーが
開催されるということで拝聴。
多分こういうキャラクターの人だろうなと、勝手に想像していた通りの、
喋りが面白く立て板に水のように話される情熱的で魅力的な人だった。
じゃないとあれだけの人々を撮れないだろうなと。
そして、モノクロという統一した彼のある種のカラー中に
いろいろなアイデアを詰め込めないだろうなと思う。
一見写真はどれも似通っていても、全体で一つのテーマが込められていたり、
写っている人のポーズや小物にその人を象徴する何かがあったり、
写真に意味を持たせるということをうまく、彼のテイストの中に溶け込ませている
と感じた。

話しはちょっと逸れるが以前あるポートレートのワークショップに通っていた
際に、課題写真を提出すると先生に必ず「これはなんで写っているの?」
「これは何の意味があるの?」「これはどういう目的があるの?」「何を表現
しているの?」「どの部分に見る人を注目させたいの?」
というのを細かく質問され、単なる「スナップ」と「作品」
との違いを痛感させられたことがある。
そこに意味を持たせるということ。それで何を表現したいかということ。
そしてそこに自分自身のオリジナリティを乗せること。
他の人でも撮れるよね、とか、他の人を真似してるだけだよね、
というのでは作品としてはNGということなんだけれども、そういうことを
踏まえたからなのか、それ以降写真の見方が随分変わった。
思えば絵画なんてもっとそういう世界で、同じ一枚でもシャッターを
切るのとは比較にならないくらいの時間や月日を作者が一枚
のキャンバスと対峙して描き上げる世界だから、そこに描かれる内容に
意味やメッセージが込められるのは当然だったりもする。そして
その意味や背景が分かった時にこそ、伝わってくるものがある。

と思い切り話が逸れまくったので、レスリー・キーに話を戻して、
彼が写真に込めた情熱や思い、そしてレスリー・キーという人物が、
彼自身によって種明かしされた、そんな写真展だった。


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関係無いけれどこの写真の自分を見て、痩せないと。。。と強く実感。


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神泉で働くマジシャンのblog-1


・自分がこう見えている、またはこう見えていて欲しい、
 と思っている部分と実際の周りからの見え方は違う。
 ⇒というのはよく聞く話だが、いざそれを自分の目で見て違いを
  知っておく必要がある。


・誤魔化しているところは、「誤魔化している感」として見えてしまう。


・自分で気付いていない動きがある。無駄な動きがある。


・言い訳は、言い訳としてしか伝わらない。


・事前準備が入念なものは、やはり厚みが出るし 安定している。


・意味づけ。なぜそれをする必要があるのか、
 何の意味があるのか、が説明できないことはしてはいけない。


・タイムマネジメント重要。時間の見積もりと、見積もり通りのコントロール。


・自然であれ。(Be natural)


・シンプルであれ。(Be simple)


・基礎って重要。


・笑顔って重要。


・目線って重要。


・べしゃりも重要。


・相手をワクワクさせられてる?


・自分がワクワクしている?


・それで最後に何を残せた?



これって全部、仕事や人生に置き換えても同じだな。

Life is magic.

ちなみにトシさんの写真展を見に行った時にいつもグループ展をやっている仲間と行ったのですが、ヒメナちゃんの成長が著しいのでw 2年前に撮らせてもらった写真と共にアップ。

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↑これが2年前に撮ったヒメナちゃん。

で、↓が昨日。


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結構この手のミニチュア風写真や動画は見慣れてはいるものの、個人的にみなとみらい好きなので見入ってしまった。綺麗。




あのスピルバーグも無名時代に刑事コロンボの監督をしていたとは。。。彼が監督として世界に名前が知れ渡った『激突!』を監督したのがその翌年だから、ほんとにもうブレイク直前の作品。
そして何より25歳という若さが驚き。やはり天才だ。


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誰にでもいつか必ず訪れる「人生の最期」について、じっくり考えさせられる映画。
「エンディングノート」とは、自分の最期のセレモニーを開くにあたって、
式の段取りや要望、家族への想いなどを綴ったノートのこと。
がん宣告を受けたサラリーマンとその家族を娘の目から半年間撮り続けた
ドキュメンタリーであり、家族の記録であり、一つの作品。
とても重いテーマだけれど、あえてきちんとナレーションや音楽を入れ、
映画として編集している。でも、目の前にある映像は紛れもない事実。
監督・カメラマンに徹し撮り続けている砂田麻美さんが時折見せる娘としての動揺や、
カメラにではなくその先の娘に向けて見せる父としての表情など、家族でなければ
撮れない映像に心が揺れた。

ちらほら上映期間終了の映画館が出てきてますが、ただの暗い悲しい映画ではなく、
どの家庭にでも、どの人間にでも訪れる当たり前のテーマであるということ、
そしてそれも人生の重要なプランニングの一つであり、
「自分ならどうするか」というのを正面から向き合う機会として、
見ることをお勧めします。


エンディングノート